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『海からの贈り物』

08 06, 2006
暑い…( ̄へ ̄|||) 夏休みもまだまだ終わりは見えず先は長いε-(;ーωーA フゥ…
毎日が子供次第で、何をするでもなく一日が過ぎていく…でも決してヒマじゃなく
気持ち的にはホント大忙しってのが母としての夏休み

そんな中、とてもいい本に出会いました。

 『海からの贈り物』 著アン・モロウ・リンドバーグ (新潮文庫)

著者の夫は、史上初の大西洋単独横断に成功したリンドバーグ氏。
だけどこの本では一切そんなことには触れられていません。
この本は著者が自分を見つめるために家族から離れて過ごした浜辺での日々のエッセイ。
それぞれの章は貝の名前がついていて、貝を集め貝から学んだことが書かれています。

本に従って「女」と書いていますが、「現代人」と置き換えて読んでみてもいいかも

この中で彼女は、やどかりの住む貝のように無駄なものは何もなくやどかりのように
何でもなく運んでいける簡素な生活を理想としています。
けれど私たち女の生活は必然的に円をなしていて、好む好まないを問わず
夫や子供、家や隣近所の人など全てを受け入れなければならない。
それはまるで蜘蛛の巣のようであり、あちこちから吹く風や呼びかけなどの
幾つもの力の作用にさらされてなお女が平衡を保つことはとても困難なことだと言います。

女はこの何十年かの間に多くのものを獲得したけれど、失ったものも多いのかもしれません。
彼女は言います。昔の女が今よりもっと多くの創造的な仕事、すなわち料理や裁縫、
パンを焼き布を織り、漬物を作り子供を教え歌を歌ってやったりしていたのは、
今の女が車を運転し文明の利器で家事をするよりもはるかに多くのものを
女に与えたに違いないと。

私たち女の本質は昔も今も変わっていないのに、情報は溢れ男性と同じように
外の世界を知るようになり、取り巻く環境はシンプルな生活など無理な状況です。
それでも女は必要がある時に、それもすぐに与えることを伝統的に教えられ
本能的に望んでもいるわけです。

彼女の言葉でいうなら 

  「女はいつも自分をこぼしている。子供、男、また社会を養うものとして
   女の本能すべてが女に、自分を与えることを強いる。
   女は喉を乾かしているもののために絶えず自分というものを幾らかずつこぼしていて、
   縁まで一杯に満たされるだけの時間も、余裕も与えられることが殆どない」


ああ、そうそう!そんな感じ。私の中に杯があって、いつも満たされたいと
思ってる自分がいる。いつも誰かのため、ではなく自分の杯を満たすための
時間が欲しい。そんな感じ。(←今は夏休みですから特にかも

だからといって決して今の生活が不幸せという訳じゃなく、むしろ幸せだと思うし
昔がよくて今がダメというわけでもありません。だけどこんな時代だからこそ
私たちは自分の内部に注意を向け、自分を満たすことが必要だと言うのです。

自分の杯を一杯にするにはどうすればいいのか。彼女は言います。

 「与えるのが女の役目であるならば、同時に女は満たされることが必要である。
  そのために必要なのは一人になること。誰でも、そして殊に女は一年のある部分、
  また毎週、毎日の一部を一人で過ごすべきである」と。


驚いたことにこの本が書かれたのは1950年Σ川 ̄▽ ̄;川?! つまり50年以上も前に
書かれた本なのですが、今読んでも全然違和感ないです。むしろ今こそ必要な本かも。
また、彼女は5人の子供をもうけますが、そのうち一人は誘拐され殺害されるという
悲惨な経験もしているそうです。もちろんこの本の中で語られることはありませんでしたが。

点数がつくわけでも評価があるわけでもなく、ただ当たり前の日常を支え、
ともすれば与えることが無意味に思えることもある主婦&母親業。
だけどその当たり前を与えることの難しさと素晴らしさ、そして溢れる情報に振り回されたり
あちこちに手を出して疲れたりしないよう常に自分の内部を見つめること、
そして無駄なものを抱え込まないようシンプルな生活を心がけたいと思わせてくれた一冊。

抽象的で分かりづらいところもありますが、働く女性の方にも男性の方にも、
そして夏休みで杯を満たす間もない母たちにもオススメの一冊です♪(*^∇^)ノ”
-4 Comments
By さと☆08 07, 2006 - URLedit ]

この本、超読んでみたいです。
( ..)φメモメモ
文庫だし、こっちで見つけたらすぐ買って読んでみたいです。
「一年のある部分、
  また毎週、毎日の一部を一人で過ごすべきである」
って部分なんですが、
私がたまたまブックオフで見つけた本が
『わたしに贈る1年』っていうんですがね、
自分を満たすためのその1年の作り方を具体的にアドバイスしてる本なんです。
自分にとって今、何が必要か、何がやりたいのかを見つける方法から、
どうやって家族の協力を得るか、
お金が必要ならどうやって捻出するか、
かゆいところに手が届くほど親切な実践書って感じで希望が見えるんです。

あ、そうそう、リンドバーグの息子の死って謎に包まれてるんですってね。
こちらのTV番組で昔やってたんですが、
なんでもリンドバーグ氏がまちがって(うっかり)息子を死なせてしまったのを誘拐殺害にみたてて工作したんじゃないか!?
ってなサプライズな内容でした。

いい本紹介してくださってありがとうございます。(^O^)/

By kaze08 08, 2006 - URL [ edit ]

>さと☆さん
私が読んだのは新潮文庫で訳者は吉田健一さんという方なのですが、落合恵子さん訳のも
あるみたいですョ。見つかるといいですね(^^)v

この本の中でも「女が一人の時間を持つことの難しさ」について書かれていました。
時間的なこと、経済的なこと、家族の理解などなど。
さと☆さんの持ってる本があればバッチリですね♪(*^∇^)ノ”
日本よりも家族関係が密でしがらみの多そうな韓国だと糸の数も多くて複雑なのかな?!
私も久しぶりに本にラインを引きながら読んでしまいました≧(´▽`)≦

誘拐殺害もびっくり!自作自演?!
そんな経験もして、自身も女性飛行士の草分け的な存在だった
彼女がこんなにも家庭的だったことになんだかホッとしますね。

By わらわら08 08, 2006 - URLedit ]

「毎週、毎日の一部を一人で過ごすべきである」
子育てが終わり夫婦二人暮らしほとんど時間一人で過ごしています^^
そういえば満たされているかもしれません
いやそういうことを言っているのではないですね^^;
『海からの贈り物』 読んでみますね本の感想はそれから書きますね
kazeさん人生ゆっくりした波はいずれやってきますよ
今は荒波を楽しんでください
波乗りを楽しむように♪

By kaze08 09, 2006 - URL [ edit ]

>わらわらさん
いいですねー。ちゃんとお勤め果たした後の満たされた時間i-189
今の子供と過ごす時間はすごーく貴重でキラキラ輝いていると思ってます♪
だけど…。泳ぎは苦手なので出来ればずっと穏やかな波が続いて欲しいな≧(´▽`)≦
わらわらさんの感想、聞きたいです!楽しみに待ってますねi-190

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プロフィール

kaze

Author:kaze
愛媛在住の関西人

<好きなこと>
 パン作り ピアノ
 たまに石けん作り
 手芸は広く浅く
 (今楽しいのは
 ポジャギとアジアンノット)
 韓国ドラマ
 空をみること

夫と娘(高3)息子(高1)の4人家族

夫の転勤で愛媛に来て
ついに10年目。
日々の生活は時間がある分
手をかけ丁寧に。
といっても無理はせず
自分が心地いいのが
一番ですね(^^)

WEBパン教室5期生として
試行錯誤しながら楽しく
自家製天然酵母のパンを
焼いてます。
(多忙につきちょっとお休み中)

今日も優しい風が吹きますように。

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